VOICES
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吉川 和夫(きっかわ かずお)さん
宮城教育大学教員、附属小学校長、聖和学園短期大学長を歴任、現在宮城教育大学名誉教授。専門は作曲。附属小学校のために「心のブックマーク」(佐藤崇作詞)を作曲。「せんくら」などでも毎年作品を発表している。
ありふれた、しかし、かけがえのない毎日のために2016年4月から2019年3月まで、宮城教育大学教員と兼任のかたちで、附属小学校長を務めました。それは、私が長く教育に携わった時間の中でも特別な3年間でした。毎日が大忙しでしたが、楽しく新鮮な経験ばかりでした。もちろん、時には難しい場面もありましたけれど、今でも幸せな気持ちで附属小での日々を思い返すことができるのは、きらきら輝く子どもたちの姿と元気いっぱいの教職員、そして常に温かい目で学校を支えてくださる保護者の皆さまのおかげです。
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青野 円香さん(あおの まどか)さん
宮城県大崎市古川出身。宮城教育大学3年次に附属小学校で2週間の教育実習に臨んだ。卒業後、宮城県で小学校教員に採用され、蔵王町の小学校に赴任し3年間勤務。現在は加美町の小学校に勤めている。
附属小での教育実習を経て私は7年前に附属小で教育実習をしました。
久しぶりに当時の実習日誌を見たところ、附属小での教育実習で「教師は授業で勝負」「子供と正面から向き合う」「教師の魅力」という3つの学びを得たことが記されていました。 -
吉田 千真(よしだ かずまさ)さん
宮城教育大学在学中に東日本大震災を経験。故郷・福島県の教員採用試験を受けることができず、仙台市を受験。翌年2012年から仙台市教諭に。2015年4月〜2019年3月まで宮城教育大学附属小学校教諭。現在は故郷・福島県にて現職。
人生の道標をくれた場所『自分は教師に向いていないだろうな』
自問自答していた大学3年生の夏。教育実習で附属小の門をくぐりました。4年3組への配属。子供が苦手だと思っていた私は、正直あまり気分が乗らないまま、実習の日を迎えていました。『せっかくの夏休みなのに実習か』と。しかしそれは、教室に入るまで。溢れる生命力。自分の何倍ものパワー。生きる源のようなものを肌で感じました。 -
谷津 聡美(やつ さとみ)さん
宮城県伊具郡丸森町出身。宮城教育大学を卒業した後、宮城県小学校教員に採用され、平成26年度から4年間、宮城教育大学附属小学校に勤務。外国語(英語)教育を中心に研究に取り組んだ。現在は岩沼市の小学校に勤めている。
素晴らしい経験と学び「4年間、本当にあっという間だった。そう感じるのは、それだけ附属小学校での時間がとても充実していて、濃い思い出ばかりだったからだと思う。」
これは、私が附属小学校を離任するときの挨拶で話したことです。附属小学校での4年間は、私に多くの経験と素晴らしい学びを与えてくれました。 -
會田 瑞樹(あいた みずき)さん
打楽器奏者/作曲家。1988年宮城県仙台市生まれ。2001年宮城教育大学附属小学校卒業。附属小学校在学時から音楽に特別な思いを抱き、現在に至っている。
方舟、附属小学校先日、数年ぶりに附属小学校時代の友人Oに再会した。彼はいつも先を見据えている男だ。2000年1月、彼は自分の部屋にテレビを導入するべく、新年早々ヨドバシカメラの行列に貯めた小遣いを握りしめて並び、VHS付の小型テレビを購入したという。観たい番組は当時久米宏が司会を担っていたニュースステーション。これからの世界を見据えるのだという彼の熱い言葉、その行動力と計画性に、なんとしても彼と友達になりたいと思ったことを昨日のことの様にはっきりと覚えている。
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佐藤 崇(さとう たかし)さん
宮城教育大学音楽科非常勤講師。同附属小学校教諭、教頭、副校長として、19年間携わる。
附属愛が紡ぐ校歌宮城教育大学附属小学校に1987年4月に赴任して以来、マドリッド日本人学校に3年間抜けることはありましたが、教諭・教頭として17年、副校長として2年。教師生活38年間の内、実に19年を附属小学校にお世話になりました。教師生活の半分にあたります。