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令和5年度 公開研究会

2024.04.01
  • 支援レポート

自ら学びを切り拓く 〜各教科等における探求の学び〜(第1年次)」の研究主題のもと、去る1月26日に令和5年度 公開研究会が開催されました。
コロナ禍が明けて久しぶりの完全来校参加型による実施となりましたが、積雪を伴うあいにくの天気にもかかわらず、530名もの参会者を迎え大盛況でした。(昨年度参会者数=354名)

いずみ後援会では毎年、公開研究会へ様々な支援をしています。
先生方が提案するアイデアあふれる授業の教材支援にあたって、その授業へ込めたい想いを伺うことができました。今回支援した教材をご紹介いたします。

ようすをそうぞうしてよもう「スイミー」

【国語:1年2組】
支援教材:レオ・レオニの絵本セット
教材研究用として購入。物語文「スイミー」作者の他作品もあわせて読むことでコンテキストを理解し、授業展開に活かすことができました。
学習期間は1年生教室で使用し、期間後は図書室保管して活用していく予定です。

特色あるまちづくりを通して見える宮城「ならでは」

【社会:4年2組】
支援教材:地方別地図(東北)
地元宮城県の特色ある地域性を学ぶにあたり、東北他県を含んだ広範囲の地図を用いることで、地形や地理の特色を効率よく比較することができ、学びを深めることができました。

野球の楽しさを味わおう 〜ベースボール型ゲーム〜

【体育:3年4組】
支援教材:布ガムテープ 30巻、プラスチックバット 30本
ベースボール型の室内運動を提案するにあたり、自作のボール(ガムテープを丸めて作成)と扱いやすいバットが必要となりました。
子供たち自身でボールの大きさを変えられる点が、展開したい授業のこだわりポイントの一つです。

よりよく伝える 〜情報デザイン〜

【情報:5年4組】
支援教材:A3対応インクジェットプリンター
PCで作成した自身の作品(ポスター、リーフレット)を、画面上で確認するだけではなく、プリントした紙面にするために用意しました。メッセージや情報を伝えるためのデザインは、その用途を実際に確認することで、制作時の意図や目的が達成できているかがわかります。子供たち同士で作品を評価し合い、ディスカッションすることで学びを深めました。

時間と光・時間と影【立体】

【図工:6年1組】
支援教材:紙粘土50個
光と影の両面で魅せるアート(ランプシェードのようなもの)を作成する授業を提案する際、作品の土台として試作を重ねた結果、紙粘土が適当であることが判明しました。十分な量の紙粘土を用意し、子供たちの表現や試行錯誤を後押ししました。

どの授業でも印象的だったは、子供たちが生き生きと学ぶ姿です。先生方の想いと努力で展開される時間は、豊かな学びそのものでした。
(それにしても、こんなに大勢の大人が見学する中で、平然と授業に集中できている子供たち。すごいと毎回感心します!)

そして今回も、多くの保護者の皆様が表で影で、支えている姿を目にしました。「子供たちに豊かな教育環境を」との想いが附属小らしさを作っているのだと感じます。
先生方、保護者の皆様、そして子供たち、すばらしい公開授業をありがとうございました。